STATEMENT

誠実であることが全ての基本であると考えています。
自己に対しても、他者に対しても、誠実でありたいと思います。
自分の利益だけを考えるのではなく、大切な人にも正しく利益がもたらされるように考え、行動します。
正直なことが残酷であることもあるかもしれません。
それでも、大切な人が自分を大切にできるようになるために、正直に伝えることは誠実であり、真摯な態度だと私たちは考えます。

誰もが、いつでも、なんでもできると信じています。
難しいこともあることはわかっています。
それでも、信じることが大切だと考えています。
だって、何が起こるかは、わからないでしょう？

誰もがユニークな存在です。
その人オリジナルの考えや経験があります。
好きなものや嫌いなもの、得意なことや苦手なことは人それぞれ。
違っているのは当たり前。
それぞれの立場や考えを尊重し、同じように、自分の立場や考えも大切にしたいです。

アート、ファッション、テクノロジー、自然、スポーツ、私たちの興味は尽きません。
けれども、結局、私たちの興味はそれらに携わる人とその感情にたどり着きます。
人という非合理な存在のユニークさが、私たちを惹きつけます。
だからこそ私たちは、人とその感情にフォーカスします。
そうやって、私たちは事業をつくり、運営します。

人の集合体には大きな力があります。
ひとりでは成し得ないことがあることも知っています。
集合体に敬意を払いつつ、個にフォーカスする。
これは矛盾するものではありません。

「人」にフォーカスする私たちは、人の周りに「ご縁」というものがあることを感じています。
なんだかわからないその不思議なものも、見過ごしたくはないと思っています。

最近、チームや組織はバンドみたいなものじゃないかと思っています。
そう考えた時に、「誰とバンドを組むか」は重要な問題です。
幸いにも私たちは、メンバーに恵まれています。

アイディアが生まれた時に感じる期待感とその源泉を、忘れずにいます。
結合したり、広がったり、形を変えたりする新鮮なイメージを忘れず、損なわないようにします。
常識と世間のために理想とするイメージを変えるのではなく、世界をイメージに近づけるために、イメージに立ち返り、イメージを磨き上げ、考え続けます。

事業が生まれる過程は、曲づくりに似ている気がします。
イメージする世界観を、どう表現するか。
いい曲をつくるには、ここをしっかり考えなければなりません。
みんなで同じ方向を向いて、アイディアを出し合って、いい曲をつくりたい。
音を重ね、響きを確かめ、ひとつひとつ積み上げる。
そうしてできた曲を気に入ってもらえたら嬉しいし、
セッションをするようにサービスを提供できたら素敵だなぁと思っています。

言葉には力があります。
音があり、意味があります。
誰かを喜ばせることも、傷つけることもできます。
正直にも、嘘つきにもなれます。
言葉の力を知っている私たちは、大切に、丁寧に言葉を紡ぎます。

人から、本から、旅から、映画から、音楽から、全てから、学び続けます。

期待と少しの不安を胸に、ドアを開けて、歩き出します。
新しい空気を吸い、景色を見て、音楽を聞き、人々と語り合います。
きっと、これまであったものも違って見えるような冒険ができます。
視野が広がり、アイデアや思考のヒントが、ふわりとやってきます。
それらを持ち帰り、取り入れ、日常になる頃に、また旅の支度をします。

恐い、不安だ、恥ずかしい、そんな気持ちが拭えなくても、強い気持ちで立ち向かうべきことがあります。
躊躇しても、一歩を踏み出すべき時があります。
自分の勇気を信じ、誰かの勇気を称え、背中を押したいと思っています。

こんな話があります。
ある画家が、ファンから「絵を描いてください」と頼まれ、快く引き受けました。さらさらと30秒ほどで見事な絵を描き、「100万ドルです」と言って手渡しました。ファンは「30秒で描いた絵なのに？」と不満そうな顔をしましたが、画家は言いました。「この絵を描くのに費やした時間は、30年と30秒です」と。

私たちの仕事は、成果物の見え方だけで評価されるものではないと考えています。それを提供するに至るまでに、たくさんの時間とお金を費やして学び、経験してきました。それらから得られたスキルをもって、サービスを提供しています。その正当な評価と対価を得ることは、私たちのこれまでの努力を自負し、これからの努力を怠らないと誓うことだと考えています。
同様に、私たちの周りの方々の知識や経験や技術に敬意を払います。

汚れた水を飲んで健康でいることはできません。
私たちの精神が健全でなければ、元気に楽しく仕事ができません。
疲弊したり、辛いことがあって澱が溜まってしまっても、気づいてデトックスできるように、精神を清らかに保ちたいと考えます。

これまでに表明した考えは、私たちの成長と共に変化する可能性があります。
信じて、見守って頂けると、幸いです。